不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/1/22

アジア地域におけるホテル売買取引総額、過去最高の108億米ドルを記録/JLLH

 ジョーンズ ラング ラサール ホテルズ(JLLH)は21日、2007年のアジア地域におけるホテル売買取引総額が108億米ドル(約1.2兆円)に達したと発表した。

 ホテル売買主要(500万米ドル以上の案件)取引件数は83件。取引規模上位5件のうち4件は日本における取引が占め、さらに日本では過去最高のホテル売買取引額である68億米ドルとなった。
 アジア地域全体におけるホテル1部屋当たりの平均取引金額は、約22万5,000米ドル(前年比15.3%増)と、1997年以来、過去最高の金額。
 同社のアジア代表・マネージング ディレクターのスコット・ヘザリントン氏は「好調な地域経済とレジャーマーケットの拡大に支えられ、アジア地域のホテル運営実績は引き続き堅調、ホテル投資家には魅力的に映っている」と述べた。

 また、域内投資家による取引が大半を占める一方、地域を越えた取引が全ホテル売買取引の46%を占め、前年実績の39%から大幅に増加した(同30億米ドル増)。
 これについて同氏は「アジアでは都市化と開発の継続により、今後も長期的に経済成長が続くものと見られる。米国経済の失速を示唆する予測が多い中、投資家はアジア(主に発展途上エリア)が比較的その影響を受けにくいと見ている」と述べている。

 なお、他地域からの投資資金の流入は、米国のプライベート・エクイティグループと中東の投資家からの資金が大半を占めたという。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆