東京建物(株)は14日、2007年12月期決算を発表した。
当期(07年1月1日~12月31日)の連結経営成績は、売上高2,132億1,800万円、(前期比▲9.0%)、営業利益454億2,300万円(同31.8%増)、経常利益394億8,700万円(同26.2%増)、当期純利益217億4,400万円(同24.9%増)であった。
セグメント別にみると、賃貸事業においては「恵比寿ビル」(東京都渋谷区)等の通期稼動、「霞が関コモンゲート」(東京都千代田区)等の新規稼動および都心部を中心とした賃料の上昇傾向が継続したほか、都心型賃貸マンションも新規稼動。また、「浜離宮パークサイドプレイス」(東京都中央区)等の売却による配当収益を計上し、営業収益535億1,300万円(同23.0%増)、営業利益は277億7,200万円(同44.7%増)の増収増益となった。
分譲事業においては、分譲マンション2,000戸、戸建分譲120戸等を売上げに計上したが、前期に大規模複合施設「olinas」(東京都墨田区)の一部売却を行なった影響により、営業収益1,055億5,600万円(同▲32.1%)、営業利益95億6,200万円(同▲47.9%)の減収減益となった。
その他の事業においては、商業施設関連SPCの資産売却等による収益の計上などにより増収増益となった。
なお次期(08年1月1日~12月31日)は、売上高2,350億円、営業利益440億円、経常利益360億円、当期純利益220億円を見込んでいる。