クリード・オフィス投資法人(COI)は19日、商業ビル「大名バルコニー」(福岡市中央区)の取得を決定したと発表した。
「大名バルコニー」は、福岡市営地下鉄「天神」駅徒歩8分に位置。敷地面積208.63平方メートル、鉄骨造7階建て、延床面積830.21平方メートル。取得予定価格は7億9,800万円、取得先は野村不動産(株)、3月28日の取得を予定している。
同物件の位置する大名地区は、九州最大の商業エリアである天神地区に隣接する地区であり、近年、若者に人気のセレクトショップや飲食店などの進出が多く、今後も天神西通りへの大型衣料店の出店も計画されている。こうしたことから、よりいっそうの商業集積があり今後もその傾向が続くものと判断したもの。
また、07年6月に竣工したばかりの築浅ビルで、テナントは地元九州を中心に人気のある飲食店が入居。全テナントとの間で17年6月までの定期貸室賃貸借契約を締結しており、将来にわたって安定的な収益があると見込んで、今回の取得に至った。
今回の取得により、同投資法人のポートフォリオは58物件、取得予定価格は1,117億4,300万円となった。