パシフィックマネジメント(株)は5日、同社が現在開発中のオフィスビル「パシフィックスクエア名古屋錦」(名古屋市中区)に、(株)シーファイブが提供する「緊急地震速報サービス・EQ-ReporterII」をビル全館に導入すると発表した。
緊急地震速報サービスでは、予測震度、予測到達時間を音声で知らせるほか、地震発生前にエレベーターを最寄階へ停止・開扉、エレベーター内での閉じ込めを防止する。また、枠が歪み開かなくなるオートドアを事前に開扉させるほか、非常口電気錠も自動開錠する。
同社は、同サービスを導入することで、同ビルに入居する従業員の生命を安全確保を図るとともに、企業の事業継続計画を支援する考えで、今後、給水設備との連動によるビル浸水の防止、電子メールを用いた安否確認サービスなどの提供を検討する方針。