住友林業(株)は、オーストラリアの住宅会社Henley Properties Groupとの間で、合弁事業契約とプロジェクトの事業計画について合意することを、2月25日の取締役会で決議。同プロジェクトの実施にあたるJVのHenley-SFC Housing Pty Ltd.を、1日に設立したと発表した。
オーストラリアでの戸建住宅産業に進出する日本の住宅メーカーは、同社が初となる。
同社は、グループの長期経営計画において、海外事業を重点育成事業の一つとして位置づけており、オーストラリアでは一般住宅のほとんどが、木造住宅(ツーバイフォー工法)であるため、同社独自の特色を生かした事業展開が可能になると判断、進出に至った。
Henley-SFC Housing Pty Ltd.は、住友林業100%子会社のSumirin Holdings Pty.Ltdと、Henley Arch Pty.Ltdがそれぞれ50%ずつ出資して設立する。予定されているプロジェクトは、ビクトリア州メルトン市において、11区画の建物建築と分譲販売を行なうもの。土地面積は平均611平方メートル。8月に住宅着工、09年9月にプロジェクトを終了する予定。