不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/4/3

J-REIT投資にあたり望むのは「配当利回りの安定」/J-REIT個人投資家アンケート調査

 J-REITのポータルサイト「JAPAN-REIT.com」を運営するJAPAN-REIT運営事務局は1日、「J-REIT個人投資家アンケート調査結果」を発表した。

 同調査は個人投資家を対象に、個人投資家がJ-REITおよびその商品性をどう捉えているか、その現状把握と、今後の市場動向予測、投資家層のさらなる拡大を目的として実施したもの。
 同社のWEBサイト「JAPAN-REIT.com」内にアンケートフォームを設置して行なったもので、調査期間は2007年12月4日~08年1月15日。回答数は344。

 これによると、回答者の性別は91%を男性が占める結果となった。
 また、主要投資家層は30~60代。20代の層が昨年の調査と比較して高まっている一方、60代以上が若干減少していることから、シニア世代の資産運用プランに、REITを組み入れる方策が必要と分析している。

 「J-REIT投資を始めた理由は?」の問いでは、従来の調査と同様、「配当利回りの高さ」が圧倒的に支持されている結果となった。
 銘柄の選択に際し重要視していることは、「配当利回り」が他の項目を大きく上回る結果となり、インカムゲイン型商品に投資する際の指標として、高い認知を受けていることがわかった。
 「今後J-REITに投資したいか」、との問いでは、投資(追加投資)を見送るとの回答が、昨年の調査に対し10%増となった。REIT市場の低迷から、先行き見通しの弱い現状を反映している、と分析している。

 「J-REIT投資をするために望むこと」については、配当利回りの「安定」が「上昇」を大幅に上回り、07年の騰落率の高さから「配当利回りの安定性」を求める声が一段と高まっていることがわかった。インカムゲイン商品としての商品性をより高めることが、個人投資家が市場に戻る最大の要因として期待される、としている。

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