物流施設専門の不動産開発会社プロロジス(米国コロラド州デンバー )は3月27日、アメリカ・カリフォルニア州最大の電力事業者である南カリフォルニア・エディソン社(SCE社)と同社所有の施設の屋根部分を賃貸する契約を結んだと発表した。
今回のソーラーパネル設置により供給される電力は、南カリフォルニアの電力需要を満たすために役立てられる。このほか同社はSCE社のプログラムの追加需要にも対応可能な180棟、380平方メートル以上の施設を所有するもの。
同社はすでにフランスの施設において屋根設置型のソーラーパネルを設置し、供給された電力を地元の電力会社に販売。スペインにおいては従来のものより発電効率のよいのアモルファス(非晶質)シリコン・ソーラーパネルを導入している。これらの経験より環境面の意識を向上し、エネルギー再生によって地元社会のニーズを満たすことが可能と考え、今回の提携を足がかりに同様のケースを全米に広げる考え。
同社は世界に4,645万平方メートル以上の屋根部分を持つ施設を所有しており、これらを活用することでソーラーエネルギーの活用を推進していく、としている。