(独)住宅金融支援機構は25日、2007年度フラット35利用者アンケート調査(第3回調査)の結果を発表した。07年7月~9月にフラット35の融資を実行した人を対象に、郵送によりアンケート調査を実施したもの。有効回答は2,219件。
「フラット35に対する満足度」については、5段階評価で平均3.47と、前回の3.54よりやや下降した。項目別に見ても、「融資額」、「金利水準」などの項目で、前回調査と比べて「おおいに満足」「満足」という好評価が減少している。
「フラット35の不満点」については、「申込時金利ではない」が61.1%と6割を突破。ほか、「金利が高い」(17.9%)、「機構からの情報提供が不十分」(7.0%)などの回答が、前回より増加している。
また、フラット35と民間住宅ローンを併用したユーザーについて理由をたずねたところ「固定金利と変動・短期固定金利の組み合わせ」が16.5%でトップ。併用する民間住宅ローン商品は「期間選択型固定金利」が16.6%でトップである一方、「変動金利型」も10.2%に増加。金利動向に合わせ、固定と変動をうまく組合わせるユーザーが増えていることが読み取れる。