東急リバブル(株)は8日、2008年3月期決算を発表した。
当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は680億8,500万円(前年同期比0.1%増)、営業利益96億4,400万円 (同▲7.3%) 、経常利益97億3,300万円 (同▲6.3%) 、当期純利益57億200万円 (同▲6.5%) と、売上高はほぼ前年度なみとしたものの、利益は前年度を下回った。
主力の仲介事業は、6店舗を新規出店したほか、7店舗を大型店である「センター店」に移行するなど営業力強化を図ったが、取引件数の伸び悩み、平均取引価格も下落。ホールセール部門も期待ほどの伸びが無かった。売買仲介取扱高は8,552億7,200万円(同▲7.5%)、取扱件数1万4,717件(同▲3.5%)、手数料収入363億9,900万円(同▲5.0%)。仲介事業全体の営業収益は387億3,500万円(同▲4.7%)、営業利益91億6,900万円(同▲17.3%)だった。
販売受託事業も、顧客の住宅取得マインド後退もあり、取扱件数4,030件(同▲8.3%)、営業収益52億6,200万円(同▲3.6%)、営業利益4億3,700万円(同▲18.5%)となった。
一方、賃貸事業はサブリース物件のストック拡充等に努め、営業収益94億6,400万円(同13.9%増)、営業利益16億7,700万円(同20.5%増)と伸長。また、不動産販売事業も、事業性のある物件の買取仲介で、営業収益143億2,900万円(同10.2%増)、営業利益26億5,000万円(同107.8%増)となった。
なお、次期については、連結売上高706億円、営業利益100億2,000円 、経常利益100億5,000万円 、当期純利益57億1,000万円を見込んでいる。