不動産マーケティングを手がけるアトラクターズ・ラボ(株)(東京都千代田区、代表取締役:沖 有人氏)は23日、マンション購入者の意識調査を発表した。同社サイトに会員登録したユーザーのうち、過去3ヵ月以内に新築マンションの販売センターに行った人を対象に調査したもので、有効回答数は378件。
現在の物件価格について、「高い」と回答した人は52%と半数を超え、「安い」と答えた7%を圧倒した。また、「高い」と答えた回答者のうち、13%が「購入をあきらめるほど高い」と答えた。
また、「価格が高くてあきらめた物件数」との問いでは、75%のユーザーが「ある(1件以上)」と回答。その平均物件数は1.9件で、「購入したいと思った物件数」の1.4件を上回った。それら「あきらめた物件」がどれほど下がれば再度購入を検討するかとの問いでは、「15~20%」が36.1%でトップ。平均は18.2%だった。
1年後の住宅価格について、45%のユーザーが「下がる」と回答していることから、同社は「今後の販売価格調整が売れ行きに変化を与えると推察できる」と分析している。