


三井不動産レジデンシャル(株)が開発を進めてきた分譲マンション「パークコート虎ノ門愛宕タワー」(東京都港区、総戸数230戸)が竣工。11日、報道陣に公開された。
同物件は、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩4分、愛宕山に隣接する地上30階建てのタワ―マンション。愛宕神社やNHK放送博物館など歴史と伝統に育まれた愛宕山に隣接することから、建物の随所に「日本の歴史と伝統文化」を意識したデザインを盛り込んでいる。
ロビーラウンジには、日本を代表する石匠・和泉正敏氏の石積みアートを設置するほか、エントランスやラウンジには、テキスタイルデザイナー・須藤玲子氏の布アートを設置している。
住戸は、専有面積42~192平方メートル。タワー工法のメリットをいかした平均12メートルのスパンやコーナーサッシュにより開放感を演出。エントランスから住戸まで最大5回のセキュリティチェックを設けたほか、携帯電話を使いインターフォン操作や共用施設予約ができる「ポケットコンシェルジュ」を採用している。販売価格は、5,740万円~5億3,000万円(坪単価527万円)。
また「三井住空間デザインコンペ」の最優秀賞を受賞した太田理加氏(太田理加設計室)のプラン(専有面積81平方メートル)を、28階住戸で実際に施工。漆喰壁や間接照明による柔らかい雰囲気と、スライディングウォールを使ったフレキシブルな空間を提案している。同住戸は、現在1億2,000万円で販売されている。
2006年3月の販売開始からこれまでに1,600組を集客。現在、キャンセル住戸5戸が販売されている。