東京建物(株)は12日、環境保全の一環として、みずほ信託銀行よりCO2排出権信託受益権1,000t(以下「本受益権」)を取得したと発表した。
本受益権は、フロンガス破壊による温室効果ガス削減事業「クリーン開発メカニズム」(CDM)で得た排出権(CER)をみずほ信託銀行が権利を小口化し、受益権として販売したもの。
排出権取引は、これまで数万t単位の大きなものが主流だったが、信託スキームの活用により、1,000t単位での取得が可能になった。
取得に併せ、同社では同社会員を対象に「省エネルギー・省資源活動」に関するアンケートを実施。その結果、回答者の7割以上が環境問題に大きな関心を寄せていることがわかったことから、同社では本受益権を活用し、地球温暖化防止に貢献する具体策として温室効果ガス削減に寄与することを目的に「カーボンオフセットキャンペーン」を8月に実施する。