(株)ビルディング企画はこのたび、2008年5月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報」を発表した。
東京主要5区の5月度の大型ビルの平均空室率は、3.02%(前月比0.08ポイント悪化)と、3ヵ月の連続上昇により3%台に突入した。
この原因としては、依然としてテナントの需要はあるものの、賃料相場の高止まりが続いているため、テナントの様子見気配が広がり、動きが鈍くなっているため、と分析している。
一方、平均募集賃料は3万2,050円と、前月比232円の下落となった。同社では「前月の反動で一気に下落することはなく、3万2,000円台に止まったのは好感触。これ以上空室率が上がらない限り、当面急激な変動は考えにくい」としている。