国土交通省は11日、平成20年5月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は3兆6,538億円(前年同月比▲9.9%)で、3ヵ月連続の減少となった。このうち、元請受注高は2兆3,127億円(同▲15.7)で2ヵ月連続の減少。下請受注高は、1兆3,411億円(同2.2%増)と8ヵ月ぶりの増加となった。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は4,261億円(同▲10.0%)。民間などからの受注高は1兆8,866億円(同▲17.0%)だった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は3,892億円(同▲11.1%)。このうち、「国の機関」からは1,254億円(同▲13.8%)と2ヵ月連続の減少、「地方の機関」からは2,638億円(同▲9.7%増)だった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は4,726億円(同▲24.5%)で、2ヵ月連続の減少。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は2,656億円(同▲10.7%)だった。