森ビル(株)は、「防災の日」である9月1日に、六本木ヒルズにて全社員参加の総合防災訓練を実施する。
同社では「逃げ出す街から逃げ込める街へ」をコンセプトに、災害に強い安全・安心の街、周辺地域への貢献も果たす防災拠点をめざし、ハード・ソフトの両面からさまざまな取組みを行なっている。
今回の総合防災訓練では、テナントや入居者、周辺地域住民の安全確保、また、被災後のビル機能早期回復に重点をおき、体験訓練、復旧活動訓練などを実施する。
また、同社では独自の災害対策要綱を制定しており、同社施設の利用者のほか、地域全体の安全性を守るという考えのもと、災害用井戸(13ヵ所)の設置や非常用食料などの備蓄(約20万食)などを行なっており、人的体制の整備や各種訓練の実施などと合わせ、非常時の活動を想定した取組みを進めている。