(株)つなぐネットコミュニケーションズは26日、これまで新築マンションを対象に提供してきた緊急地震速報サービス「SCOOP」を、既存マンションにも提供していくと発表した。
SCOOPとは、地震発生時に気象庁から発信される「緊急地震速報」を、同社のインターネット接続サービス「e-mansion」を使って各マンションに送信。その内容をマンション棟内に設置した地震情報解析機器で解析し、インターホン制御装置を介し、各戸に設置されたインターホンを通じて居住者に伝達するサービス。
既存マンションでも、導入を希望する声が多く寄せられていたが、費用面で導入には至っていなかった。
今回、配信ネットワーク部分を見直し、イニシャル・ランニングコストを削減、インターホンについても、機種によっては入れ替え工事を行なうことなく、共用部の軽微な工事のみで対応可能としたことで、既存マンションへの提供を開始したもの。
今後1年間で30棟3,000戸への導入をめざしていく。