不動産ニュース / 仲介・管理

2008/9/4

住宅診断コンサル生かした仲介業を展開/さくら事務所

 ホームインスペクション(住宅診断)を手がける(株)さくら事務所(東京都中央区、代表:長嶋 修氏)は、不動産仲介会社の(株)グラウンドワーク(神戸市中央区、代表取締役:金井邦浩氏)と提携。インスペクション事業のノウハウを生かした不動産仲介システムを「定額コンシェルジュ」と名づけ、首都圏・関西圏で展開する。

 定額コンシェルジュは、グラウンドワークが行なっているウェブをメインにした仲介システム「ハウス×ハウス」と同社のノウハウを組み合わせたもの。「ハウス×ハウス」は、メールを基本としたコンサルティングと無店舗営業等のコストダウンにより、売主から仲介手数料が出る取引(両手取引)の場合は買主の手数料を無料に、売主から手数料が出ない取引(片手取引)でも、手数料を半額もしくは割り引く。

 さくら事務所は、ハウス×ハウスのシステムを核に、取扱物件のすべてにインスペクションを実施。周辺住民へのヒアリング等も行なったうえで、物件レポートを作成。購入希望者すべてに開示、希望があればコンサルティングを行なう。インスペクションを実施した住戸については、不動産調査レポートとともにその結果を開示する「アプルーブドハウス」として販売する。

 また、売主がインスペクションをしない場合でも、買主が希望した場合はインスペクションを希望する場合は拒否しない旨を誓約したうえで取り扱う。診断手数料は、仲介が成立した場合は無料とする。

 同社は、このシステムの普及により、買主の立場にたったコンサルティングとインスペクションの普及をめざす。初年度の売上目標は1億円。

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