(株)インテリックスは30日、2009年5月期第1四半期決算を発表した。
2009年5月期第1四半期(2008年6月1日~8月31日)の連結業績は、売上高106億6,800万円、営業損失4億円、経常損失6億1,900万円、当期純損失6億2,200万円となった。
市場の下落傾向に対応し、引き続き価格調整を行なったことにより、物件あたりの粗利益率が大幅に低下。加えて、売上原価にたな卸し評価損を6億2,700万円計上した。
これにより、第1四半期売上総利益が大幅に減少し、営業・経常とも損失を出した。また、特別損失として、投資有価証券の評価損8,700万円を計上した。
一方、総資産の圧縮のため、早期の物件販売を促進し、仕入れも調整したことから、たな卸資産が減少。前年同期比末の総資産443億円から101億円減少させ、当期末は342億円となっている。これに伴い、有利子負債が前年同期比で93億円削減するなど、財務体質の向上が図られた。
また、同社は同日、08年7月10日付けで公表した「09年5月期の業績予想および配当予想」を修正、役員報酬の減額を継続することを発表した。
09年5月期通期連結業績を、売上高416億2,200万円(前回発表予想409億2,800万円)、営業利益11億7,400万円(同22億2,800万円)、経常利益3億6,200万円(同12億8,500万円)、純利益1億4,600万円(7億3,000万円)、1株当たり純利益2,379円(同1万1,877円)に修正。代表取締役社長の月額報酬を20%、取締役、子会社取締役の月額報酬を15%減額する。