(株)不動産経済研究所は15日、2008年9月度の首都圏マンション市場動向を発表した。
同月の新規発売戸数は2,427戸(前年同月比▲53.3%)と大幅な減少となった。販売価格は、1戸当たり4,467万円(同▲0.3%)と3ヵ月ぶりの下落。逆に1平方メートル当たり単価は、61万8,000円(同6.0%増)と上昇している。
月間契約率は60.1%(同▲5.8ポイント)。前月比でも10.8ポイントダウンしており、かろうじて60%台を維持した。また、販売在庫数は1万411戸(前月末比▲93戸)と減少したものの、1万戸以上で推移している。
即日完売物件は、「グランスイート玉川上水」1期(東京都東大和市、40戸、平均3,904万円、平均1倍、最高4倍)など9物件・122戸。超高層物件(20階以上)は13物件・250戸が供給されたが、契約率は76.8%だった。
なお、10月の発売戸数は3,700戸前後となる見込み。