不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/10/20

有価証券評価損等による特損を計上、最終赤字に/三光ソフランホールディングス

 三光ソフランホールディングス(株)は17日、2008年8月期決算説明会を開催した。

 当期(2007年9月1日~08年8月31日)の売上高は240億4,600万円(前年同期比▲4.2%)、営業利益は9億5,300万円(同▲50.6%)、経常利益は6億5,200万円(同▲75.3%)、当期純利益は▲21億7,900万円となった。

 セグメント別の売上高をみると、建設不動産事業が95億3,300万円(同▲22.9%)、賃貸管理事業が57億9,400万円(同7.5%増)、介護事業が87億1,800万円(同18.9%増)となった。

 不動産の評価減と金融不安などによる有価証券評価損のための特別損失24億円を計上したほか、資材高騰などによる売上げ・利益率の低下から減収・最終赤字となった。
 一方、賃貸管理業においては管理戸数が9,496戸となるなど安定的に成長。介護事業を展開する子会社メディカル・ケア・サービス(株)のグループホームが全国100ヵ所となるなど、売上げに占めるストック型ビジネスの割合が増加した。

 次期については、8月に子会社化した「(株)ハウジング恒産」の業績が反映されるほか、同社と連携した賃貸管理業の拡大などをめざしており、売上高320億円、営業利益17億円、経常利益16億円、当期純利益9億円を見込んでいる。

 説明会の席上で、同社代表取締役の高橋誠一氏は「サブリース事業を主要事業としているハウジング恒産の子会社化による、賃貸管理事業でのシナジー効果に期待している。また、三光ソフランにおいては『利回り物件といえば三光ソフラン』というイメージを定着させ、事業をブランド化していきたい」と語った。

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