全国でリロケーションサービスを展開する(株)リロ・ホールディングとマンション管理業の独立系大手企業である日本ハウズイング(株)は21日、業務提携について基本合意に達した。
両社によるプロジェクトチームを発足させ、12月末までをめどに業務提携内容について検討を行なっていく。具体的には(1)リロ・ホールディングの持つ住まいおよび生活に関わるサービスを活用した、日本ハウズイングのマンション管理事業の付加価値向上、(2)リロ・ホールディングの持つ営業基盤を活用した日本ハウズイングの新規営業開発、(3)両社が保有する営繕工事や賃貸管理の経営資源の補完化・共有化、(4)海外事業拠点の相互活用による事業成長の加速化、(5)リロ・ホールディングの保険事業スキームを活用した日本ハウズイングにおける保険需要開拓、などを挙げている。
なお、業務提携にあたって、リロ・ホールディングは、(株)原弘産等が保有する日本ハウズイングの株式約27%を取得する予定で、これにより同社は日本ハウズイングの筆頭株主となる。なお、この株式取得について、日本ハウズイングは(1)取得株式数が約27%と、株主総会における特別決議を阻止できる総株式数の3分の1以下である、(2)株式取得は友好的な業務提携に伴うもので、当社を子会社化する等経営を支配することが目的ではないこと、などからこれを支持し、株式の大量買付けに対する対抗措置を発動しないことを決定している。