不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/10/29

首都圏住宅地地価と中古マンション価格、下げ幅やや拡大/野村不アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)はこのほど、10月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているもので、調査地点は住宅地125地点、中古マンション218地点。

 住宅地調査では、全体の62.4%が値下がり(前回:57.6%)となり、7~9月期の住宅地地価は、首都圏平均で▲3.1%(前回▲2.9%)と下げ幅はやや拡大した。都下、神奈川県、千葉県で下げ幅が拡大する一方、都区部や埼玉県は横ばい地点も増えたが、金融機関の貸し渋りにより都心部の不動産業者の取引は沈静化している。また、中古マンション価格も同様に、首都圏平均で ▲1.9%(同▲1.2%)となった。

 一方、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で▲11.3%(前回▲8.6%)と下落率が拡大。中古マンション価格変動率は、首都圏平均で▲6.0%(前回▲3.4%)となった。

 今回の調査結果について同社は、「住宅地地価は、極端に高騰した一部都心物件の下落が大きくなったほか、建築費の上昇が土地価格の下落に拍車をかけている。中古マンションは、都心の一部で高騰した物件の大幅下落や分譲後3~5年を経て売却ニーズが出てきた大型物件が売却件数増加で値下がりする動きがみられる」と分析している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆