不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/11/7

減収減益、通期予想も下方修正/住友不動産09年3月期第2四半期決算

 住友不動産(株)は6日、2009年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~9月30日)の連結経営成績は、売上高3,133億9,100万円(前年同期比▲11.7%)、営業利益710億1,600万円(同▲19.7%)、経常利益558億6,000万円(同▲25.6%)。過年度損益修正益など10億円を特別利益に計上したものの、たな卸資産評価損など168億円を特別損失として計上、四半期純利益は230億800万円(同▲42.9%)となった。

 不動産賃貸事業では、既存ビルの賃料上昇に加え、「住友不動産原宿ビル」などの通期稼働が寄与した結果、売上高1,518億5,700万円、営業利益570億5,500万円の増収増益に。
 不動産販売事業では、マンション・戸建・宅地の合計で1,343戸(同▲971戸)を販売計上。売上高671億8,400万円、営業利益111億900万円となった。
 完成工事事業では、新築そっくりさん事業において、受注、計上棟数ともに前年同期を上回った結果、売上高704億8,700万円、営業利益40億7,400万円を計上した。
 不動産流通事業では、同事業を担当する住友不動産販売(株)の仲介件数が前年同期に対し減少したのに加え、取扱高・取扱単価ともに前年同期を下回った結果、売上高223億6,200万円、営業利益45億5,500万円となった。
 
 不動産流通事業が不振の一方、不動産賃貸事業と完成工事事業が好調に推移した結果、営業収益、営業利益、経常利益のすべてにおいて当初公表予想を上回った。

 通期では、08年5月12日に発表した予想を下方修正し、売上高6,950億円(前回発表比▲250億円)、営業利益1,480億円(同▲140億円)、経常利益1,130億円(同▲140億円)、当期純利益580億円(同▲70億円)とした。

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