三菱地所(株)と三菱地所リアルエステートサービス(株)は10日、企業のCRE(企業不動産)戦略を支援する不動産管理システム「CRE@M(クリーム)」のサービス提供を開始した。
CRE@Mは、CREの情報整理から価値評価、戦略立案・実行まで、トータルで企業のCRE戦略を支援する新しいCRE情報管理システム。
不動産情報管理システムとして高い評価を受けているプロパティデータバンク(株)のASPシステム「@property」をベースに開発しており、(株)ゼンリンの住宅地図を搭載し、俯瞰的にCREの位置関係を把握することができる。また、個別の物件までズームインでき、各地や接道の条件等も容易に確認することができる。
オプションサービスとして、CRE戦略立案の基本情報となるCRE価値評価やファシリティ診断を、三菱地所リアルエステートサービスが迅速、リーズナブルに提供。また、専門性を要し、手間のかかるCRE情報の分析・入力作業についても同社が引き受ける。
なおシステムに入力されたCRE情報は、すべてシステムユーザー企業に属し、ユーザー企業の同意がない限り三菱地所グループに対してもブラインドされる。また、「@property」同レベルのセキュリティ体制で、東京と大阪の2拠点でデータをバックアップしていく。