不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/11/21

1口当たり分配金は1万9,071円に/JRE08年9月期決算

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は20日、2008年9月期決算説明会を開催した。

 当期(2008年4月1日~9月30日)の営業収益は198億500万円(前期比▲23.1%)、営業利益は98億700万円(同▲31.0%)、経常利益は84億4,900万円(同▲34.7%)、当期純利益84億4,800万円(同▲34.7%)、1口当たり分配金1万9,072円となった。

 不動産市況に対する先行き不透明感が増すなか、競争力の高い資産を取得することで、ポートフォリオの強化を実施。「菱進銀座イーストミラービル隣接の土地・建物」(東京都中央区、取得価格:18億円)と「新藤田ビル」(大阪市北区、取得価格:240億円)を取得した。これにより、当期末時点での保有資産はオフィスビル54物件、取得価格総額は5,429億6,900万円、総賃貸可能面積は50万8,296平方メートル、テナント総数は970となった。
 また、保有ビルについては、リニューアル工事などによる建物設備の充実、精力的な新規テナント誘致活動等の結果、期末時点での入居率は96.1%となった。

 同投資法人の代表取締役・荒畑和彦氏は「市況が悪化するなか、このような結果を出せたのは、財務の健全性を評価していただけたからだと思う。次期については、既存テナントの信頼関係の強化・賃料水準の引き上げや空室の早期解消等に注力していきたい」と語った。

 次期(08年10月1日~09年3月31日)については、営業収益は202億8,000万円、営業利益96億4,000万円、経常利益81億5,000万円、当期純利益81億5,000万円、1口当たり分配金1万8,410円を見込んでいる。

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