国土交通省は9日、平成20年10月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は4兆2,455億円(前年同月比3.2%増)で、8ヵ月ぶりの増加。このうち、元請受注高は2兆9,146億円(同3.7%増)で3ヵ月ぶりの増加、下請受注高は1兆3,309億円(同2.1%増)で先月の減少から再び増加。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆1,358億円(同28.9%増)で3ヵ月ぶりの増加だったが、民間等からの受注高は1兆7,788億円(同▲7.8%)と、3ヵ月連続の減少だった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は1兆818億円(同29.2%増)。このうち、「国の機関」からは4,372億円(同▲66.4%増)、「地方の機関」からは6,446億円(同12.2%増)となった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は4,426億円(同12.5%増)。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は2,918億円(同▲17.5%)だった。