(株)コプラス(東京都渋谷区、代表取締役社長:堤 俊昭氏)は28日と29日、同社が企画・設計・プロパティマネージメント(PM)を手がけたリノベーション賃貸マンション「CULUM(クルム)浜田山」(東京都杉並区、総戸数16戸)の竣工に伴い、プレス向けに内覧会を開催した。
同物件は、京王井の頭線「浜田山」駅徒歩6分に立地する、鉄筋コンクリート造3階建ての賃貸マンション。1987年に竣工したマンションを、躯体とサッシ以外フルリノベーションしたもの。
コレクティブハウスの仕組みをヒントに、「賃貸におけるコミュニティ形成を促すマンション」をめざし、入居者のライフスタイルシーンをイメージしながら、同社は設計企画段階よりPMという立場で参画。入居者同士が緩やかな交流ができるよう、コモンスペースとして「中庭」「屋上菜園」「コモンルーム」の3点を採用した。
中庭は、入居者同士が気軽にくつろいだりイベントができるよう、広場とベンチを中心にすっきりとした空間に。中庭に面した廊下の手すりは、中庭の広がりを表現するため、鉄筋コンクリート製からスチール製に取り替えた。
また、各住戸に1区画の割当てで屋上菜園を提供。水道代節約につながる雨水樽や、共同の物置を設置した。
各種イベントや教室等、入居者の憩いの場として提供するコモンルームは、竣工時にあえて壁の1面を仕上げ前のままとし、入居者にペイントしてもらう予定だという。
住戸は1K、1LDK、2LDK、住宅専用面積は23.65~77.00平方メートル。月額賃料は8万5,000円~23万5,000円。
2008年12月の募集開始から現在までに、契約申込率90%を達成。31日には6組が入居する予定。