(株)センチュリー21・ジャパン(C21)は10日、「第24回日本年次総会」をザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)で開催。全国から約1,200名の加盟店経営者・従業員が参加した。
年次総会では、成績優秀店舗ならびに個人に対し表彰が行なわれたほか、C21・ジャパン本部代表取締役・三津川一成氏が2009年度の課題などについて発表した。
三津川社長は、(1)新規加盟店54店舗、個人売上基準達成者(センチュリオン)156名のうち、新規受賞がそれぞれ12店舗・91名だったこと、(2)同FCの07年の年間取引件数が、厳しい市況下でも売買・賃貸とも前年を上回ったこと、など加盟店の営業力が底上げされたことを評価。09年は、08年に掲げた「ブランド力の強化」「ネット集客の強化」「組織の活性化」をさらに徹底していくとした。
ブランド力の強化については、昨秋策定した「ブランドビジョン」と「ブランド理念」の加盟店への浸透を図り、「形だけでなく、心のこもったブランドをめざす」(三津川社長)。また、ネット集客については、本部サイトのさらなる充実を図る一方で、各加盟店に「エリアのプロとして、地域の情報やスタッフ1人ひとりの情報などをきちんと伝え、お客様に選ばれるようにしていく」(同)ことを訴えた。
また三津川社長は、参加した加盟店従業者に対し、「これまでは10人のお客様のうち、9人を捨てていた。いまはお客さまから選ばれる時代。来店した全員に誠心誠意に対応して、全員を決めるという覚悟がいる。厳しい状況下にあるが、自分が持ってる底力を信じて頑張ってほしい」と語った。