不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/4/1

住宅ローン、変動金利型を選好する傾向に/国交省平成20年度民間住宅ローンの実態に関する調査

 国土交通省は、住宅ローンを供給している民間金融機関・貸金業者を対象に、民間住宅ローンに関する調査を実施、その結果を発表した。
 調査期間は2008年9~10月、調査対象機関数は1,515、回答数は1,394(回答率92%)。

 平成19年度末の個人向け住宅ローンの新規貸出額は前年度比▲5.5%の11兆7,629円であった。また貸出残高は76兆1,647億円で、前年度比5.8%の増加となった。

 新築住宅の建設・購入に係る融資については、平成19年度は1兆1,418億円で、前年度比▲21.2%の大幅なダウンとなった。

 個人向け住宅ローンについての実績(新規貸出額)では、変動金利型が全体の26.7%を占め、18年度の15.7%と比べて急増。一方で、全期間固定金利型が7.2%(前年度12.9%)、証券化支援ローンが3.3%(同4.9%)、固定金利期間選択型が62.8%(同66.5%)と、それぞれ割合が減少しており、当面利用者が変動金利型を選好する傾向が強まっている。

 なお、融資を行なう際に考慮する項目については、例年と変わらず、「完済時年齢」(99.3%)、「返済負担率」(98.5%)、「借入時年齢」(97.8%)などが上位となった。一方で、「健康状態」(71.3%、前回調査時65.3%)、「雇用形態」(44.7%、同39%)を考慮する金融機関が増加していることもわかった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆