不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/4/10

1階店舗のプレミアム、最も高いのは「有楽町」/アトラクターズ・ラボ調査

 不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(株)は10日、「山手線店舗賃貸市況調査」を発表した。同社の賃貸店舗データベースにおける2007年11月~09年2月期の山手線各駅データを集計。09年地価公示価格より用途地域が商業地域の公示価格を一種当たり換算し、比較した。最寄駅徒歩15分以内の募集物件が対象で、サンプル数は約2万4,000店舗。

 1階店舗の賃料水準が最も高かったのは「有楽町」で、以下「東京」、「新宿」駅の順。賃料インデックスは、「有楽町」「東京」「原宿」「渋谷」など7駅のみが地価インデックスを下回っているものの、ほとんどの駅でそれを上回った。また、1階賃料とそれ以外を比較した「1階プレミア」は、「東京」「有楽町」「田町」駅がベスト3。逆に「原宿」「新橋」「渋谷」「恵比寿」の4駅が、1階プレミアを1階以外の賃料インデックスが上回っていた。

 同社は、今回の調査について「有楽町と東京駅は、本来持つ土地価格に加え1階物件の希少性も寄与し、極めて高い賃料が設定できている。ただし、全体的に募集件数の増加、賃料の下落の傾向は明らかで、体力のある企業にとっては絶好の出店機会。すでに既存店舗も抱える企業にとってはスクラップ&ビルド、ならびに賃料交渉の好機となっている」と分析している。

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