不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/5/13

たな卸資産評価損などの計上で、最終損失154億円超/ケネディクス09年12月期第1四半期決算

 ケネディクス(株)は12日、2009年12月期第1四半期決算短信(連結)を発表した。

 当期(08年1月1日~09年3月31日)は、営業収益127億6,200万円(前年同期比▲71.5%)、営業利益12億2,700万円(同▲82.3%)、経常損失13億3,300万円(前年同期:経常利益50億8,800万円)、当期純損失154億9,000万円(同:当期純利益25億5,800万円)。

 不動産投資アドバイザリー事業において、匿名組合分配損益が前年同期以上に計上されたものの、アクイジションフィーやブローカレッジフィー等のフィー収入が減少、営業収益4億6,600万円(前年同期比▲57.8%)、営業利益3億1,000円(同▲63.1%)となった。

 不動産投資事業は、不動産売却収入の減少およびその利益率の低下に加え、バランスシートの圧縮に伴い、賃貸事業収入が減少したことから、営業収益114億7,900万円(同▲73.3%)、営業利益15億2,500万円(同▲72.6%)。アセットマネジメント事業は、管理報酬であるアセットマネジメントフィーが順調に推移したものの、不動産価格の下落に伴い、成功報酬であるインセンティブフィーやディスポジションフィー定性的情報・財務諸表等が減少。営業収益10億9,700万円(同▲36.7%)、営業利益7億1,500万円(同▲27.4%)となった。
 
 なお当期は、「棚卸資産の評価に関する会計基準」の適用初年度にあたり、期首たな卸資産128億2,700万円のほか、投資有価証券売却損10億4,100万円、開発案件中止による違約金・同社保有有価証券の評価損など1億3,900万円、計140億700万円の特別損失を計上した。
 
 通期は、営業収益1,084億円、営業利益180億円、経常利益132億円、当期純利益2億円を見込んでいる。

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