大和ハウス工業(株)は7月より、中国において同社2番目となる分譲マンション「蘇州工業園区プロジェクト」(中国江蘇省、総戸数902戸)を開発すると発表した。なお、中国において日系企業が独資で分譲マンションを開発するのは今回が初。
同プロジェクトは、近年住宅開発が盛んになっている蘇州工業園区において、鉄筋コンクリート壁式構造、地下1階地上9~25階建・18棟の分譲マンションを開発するもの。敷地面積7万6,572平方メートル、延床面積12万2,501平方メートル。
中国沿岸部の江蘇省と上海を中心とする地域に居住する、世帯年収の高い管理職層や自営業者、公務員を顧客ターゲットとする。
敷地内には水景や日本的な庭園を配し、緑に溢れたゆとりある建物配置としたほか、歩車分離を採用し、安全面にも配慮した。
また、共用施設として、2棟のクラブハウスを用意。キッズスペースやコンビニエンスストア、美容院、スポーツジムなどを誘致し、商業施設としての機能も果たす。
住戸の間取りは2LDK~4LDK、専有面積86~175平方メートル。なお、中国では専有部の内装・住宅設備を除いて販売する「スケルトン販売」が一般的だが、一部は内装付きの物件として販売する。販売価格は約1,000万~4,000万円超。
販売開始は11月、竣工は2011年5月末、入居開始は同年6月を予定。