不動産ニュース / イベント・セミナー

2009/7/22

メディア向けセミナー「日本の住宅資産価値は今後どうなる?」を開催/日本ホームインスペクターズ協会

「ホームインスペクションを普及させることにより、中古住宅流通の活性化、ひいては内需の安定につなげていきたい」と語る NPO法人日本ホームインスペクターズ協会理事長の長嶋 修氏
「ホームインスペクションを普及させることにより、中古住宅流通の活性化、ひいては内需の安定につなげていきたい」と語る NPO法人日本ホームインスペクターズ協会理事長の長嶋 修氏

 NPO法人日本ホームインスペクターズ協会は21日、「日本の住宅資産価値は今後どうなる?」と題するセミナーをメディア向けに開催した。

 同セミナーでは、中古住宅の現状と課題、今後の展望について、国土交通省住宅局住宅生産課の楢崎康英企画専門官、同協会理事長で(株)さくら事務所代表取締役社長の長嶋 修氏、同協会公認ホームインスペクターの大久保 新氏らが講演した。

 同協会理事長の長嶋氏は冒頭のあいさつにおいて、「土地神話の時代が終わり建物が主役となる時代が5~10年後にはやってくるのではないか。中古住宅の流通を活性化させるためにも、ホームインスペクションを積極的に普及させていきたい」と今後の意気込みを述べた。

 また、同協会のホームインスペクター実績において、劣化が多くみられた部位がバルコニー・ドレイン、建物本体と外部バルコニー等の接合部、洗面・浴室など、雨や水の影響を受けやすい箇所であると発表。住宅の資産価値を保つためには、こうした部位の対策が課題であると指摘した。

 今後、同協会では住宅の診断ができる専門家の育成を図るため「ホームインスペクター資格試験」を実施、協会の定める手続きを行なった合格者を公認ホームインスペクターとして登録していく考え。

 なお、第1回の「ホームインスペクター資格試験」は11月14日に実施、12月中旬に合否を発表する。
 その他、ホームインスペクター資格試験の詳細については8月3日に同協会ホームページにて掲載する予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。