不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/8/3

減収減益も、純利益以外で期初予想を上回る/ヒューリック09年12月期第2四半期決算

 ヒューリック(株)は3日、2009年12月期第2四半期決算の発表に伴い、説明会を開催した。

 当期(09年1月1日~6月30日)の連結経営成績は、売上高154億4,100万円(前年同期164億9,300万円)、営業利益73億2,200万円(同84億1,800万円)、経常利益55億3,700万円(同67億9,600万円)、四半期純利益20億800万円(同34億8,100万円)。営業収益、営業利益、経常利益において、期初予想を上回る実績を確保した。

 不動産事業では、同社グループの中核事業である不動産賃貸業務において、当期に「ヒューリック八王子ビル」や「ヒューリックレジデンス元代々木」が竣工し、収益に寄与。また、前期購入物件からの収入および賃料改定等を図った結果、同事業の営業収益は140億1,400万円、営業利益は83億3,200万円を計上した。同社保有ビル全体の空室率についても、09年6月時点で0.9%と堅調に推移した。

 なお、現在推進している既存賃貸ビルの建替えに伴う固定資産除却損10億700万円、たな卸資産評価損4億1,700万円を特別損失として計上した。

 説明会の席上、同社代表取締役社長の西浦三郎氏は「現在、2010~2012年の中期計画を策定中。具体的には、建替え計画の推進により、賃貸事業収益の強化を図っていく方針。今後10年間で40棟ほど手がけていきたい。また、デベロップメント機能の拡充による新しい収益の柱を確立することを目的に、PPP事業を核としたPRE事業の拡大や、中規模開発事業へ積極的に取り組んでいく」と語った。

 通期は、売上高305億円、営業利益150億円、経常利益110億円、当期純利益220億円を見込む。なお、「中目黒センター」の売却に伴う効果の見直しにより、当期純利益は10億円上方修正されている。

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