不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/8/5

首都圏賃貸マンション、敷金・礼金引下げ傾向続く/ネクスト調査

 (株)ネクストは3日、2009年第1四半期の「HOME’Sマーケットレポート」を公表した。
 
 同調査は、同社が運営する住宅・不動産ポータルサイト「HOME’S」に登録された物件データをもとに、2009年度第1四半期(09年4月~6月)における首都圏の賃貸および流通のマーケット動向をまとめたもの。対象地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県。

 これによると当期の賃貸マンション問合せ物件の坪賃料は、2009年1月を100とした場合、4月、5月、6月の数値はそれぞれ98.16、98.16、98.09となり、横ばい傾向となった。
 一方、賃貸アパートでは、4月が94.32、5月が94.32、6月が93.06と、下落傾向を示した。

 また、登録物件の敷金・礼金については、賃貸マンション、賃貸アパートともに借り手市場を反映して長期的な低下傾向を示しており、賃貸マンションの平均敷金・礼金推移では、6月の平均敷金は1.46ヵ月(前年同月比▲5.2%)、平均礼金は0.84ヵ月(同▲10.6%)の下落となっている。
 実際のユーザーからの問合せ物件内訳についても、「敷金0物件」「礼金0物件」に対するニーズが高まりを見せており、借り手市場が続く当社は分析している。

 流通物件については、築10年未満の中古マンションの6月時点の登録物件平均坪単価は157万4,600万円(前月比▲7,600円)、築10年未満の中古戸建ての平均坪単価は123万6,000万円(同▲1万400円)となり、緩やかな価格の下落傾向が続いている。
 しかし、物件の市場供給量についてはマンション、戸建てともに大幅な「売り控え」傾向が続いており、09年後半も10年未満物件の品薄傾向が強まる可能性があると予測している。

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