(独)UR都市機構は、UR賃貸住宅の新たなストック再生・活用に関する取組み「ルネッサンス計画」の第2弾「ルネッサンス計画2『住棟ルネッサンス計画』について、民間からの事業提案者募集を行なう。
ルネッサンス計画は、持続可能なまちづくりという観点から、既存の住棟を有効に活用するため、ハード・ソフト両面から再生手法を実証する試み。すでに、「ひばりが丘団地」(東京都東久留米市)などを舞台に、階段室型住棟のバリアフリー化、住戸からコミュニティ施設へのコンバージョン、低床化や梁せいの縮小による居住空間拡大といった改修技術の開発(ルネッサンス計画1)が行なわれている。
「ルネッサンス計画2」は、計画1で得たハードの再生手法に加え、「住棟の新たな再生手法」というソフト面での再生手法を実証するもの。団地再生事業により用途廃止されたUR賃貸住宅を、民間事業者へ住棟もしくは敷地ごと賃貸または譲渡。民間事業者の創意工夫により、UR賃貸住宅とは異なる多様な住宅(シェアハウス、ケア付き住宅など)や子育て・高齢者施設等として再生、10~20年間にわたり活用することで、団地や周辺地域の魅力向上を図る。
対象となる団地は、「多摩平団地」(東京都日野市)、「ひばりが丘団地」、「東綾瀬団地」(東京都足立区)の3団地。19日から募集要項を配布。9月10日から、事業提案者と事業アイデアを順次募集。11月13日に事業者を選定する。