不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/9/8

販売価格等の見直しにより増収減益に/グローバル住販09年6月期決算

 (株)グローバル住販は8日、2009年6月期決算説明会を開催した。

 当期(08年7月1日~09年6月30日)の連結売上高は199億7,900万円(前期比23.2%増)、営業利益は7億3,200万円(同▲57.4%)、経常利益は4億1,000万円(同▲69.5%)、当期純利益は1億100万円(同▲86.5%)となった。

 主要事業である不動産分譲事業では、新築分譲マンション開発において同社ブランドの「ウィルローズ鴻巣」や、「ウィルローズ府中」等を、買取再販を行なうリセール事業においては「エム・ブランド船橋」や「フォーリア日本橋人形町」等、合計386戸の引渡しを行ない、売上高144億300万円(前連結会計年度比246.6%増)、営業利益7億1,100万円(同343.6%増)を計上した。
 不動産販売代理事業では、東京都区部で12物件、東京都市部で1物件等合計501戸の引渡しを行ない、売上高10億8,800万円(同▲22.5%)、営業利益1億8,200万円(同▲65.5%)となった。
 また、不動産ソリューション事業においては、賃料の下落やレンダー不在による出口の不透明性を考慮し、棚卸資産の早期売却を実施。収益型デザイナーズ賃貸マンション「海岸Blue」や商業リノベーションビル「目黒モンドールビル」等を建築途中の段階で売却するなどした結果、売上高49億8,100万円(同▲57.1%)、営業利益は1億200万円(同▲93.%)となった。

 説明会の席上、同社代表取締役社長の永嶋秀和氏は「市況を悪化を考慮し、新築分譲マンション開発では販売価格などの見直しを実施、ソリューション事業では開発途中での早期売却を行なったことから、増収減益となった。今後については、売上よりも利益を出すことを重視しており、ここから先の2年をチャンスと捉え、積極的に仕込んでいきたい」などと語った。

 次期(通期)予想については売上高135億2,400万円、営業利益9億9,200万円、経常利益7億6,600万円、当期純利益3億8,200万円を見込んでいる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。