(株)東京カンテイは15日、2009年8月の「三大都市圏・主要都市別 分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同社に登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の「月額募集賃料」を、行政区単位に集計・算出。平方メートル単価に換算したもの。
同月の首都圏・分譲マンション賃料は、1平方メートル当たり2,587円(前月比1.1%増)と上昇し、連続下落には歯止めがかかったものの、依然として2,600円を割り込む水準で推移している。
都県別では、東京都が3,140円(同0.4%増)、神奈川県2,061円(同▲0.6%)、埼玉県1,620円(同0.4%増)、千葉県1,568円(同▲3.0%)。エリアごとに見ると、首都圏では都心・城南や郊外で下落傾向が続いている一方、近郊の行政区では比較的堅調な推移を示している。
また、近畿圏は1,641円(同3.3%増)で2ヵ月ぶりに1,600円を上回った。しかし中部圏は1,575円(同▲0.6%)と4ヵ月連続の下落となった。