東京建物(株)は6日、京橋開発特定目的会社、片倉工業(株)、清水地所(株)、第一生命保険相互会社、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス(株)の6社が、東京都中央区京橋三丁目1、2番街区において共同での開発事業を行なうことに合意したと発表。東京都に対し、都市再生特別地区(京橋三丁目1地区)都市計画決定等の提案書を提出した。なお、同社は共同事業者6社からプロジェクトマネジメント業務を受託し、開発計画を進めている。
敷地面積約8,130平方メートルの地に、地上24階地下3階建て、延床面積約11万6,000平方メートルのビルを開発するプロジェクト。用途は、事務所・店舗・交流施設・医療施設・子育て支援施設・駐車場等。
同計画では、建物低層部分に重層的な緑化空間である「(仮称)京橋の丘」、幅広く環境改善に取り組む「(仮称)京橋環境ステーション」のほか、大規模テナントビルとして先端的なCO2削減モデルビルの整備を実施。また、東京メトロ銀座線「京橋」駅を中心とした地上および地下の歩行者ネットワーク形成を図るため、地下鉄駅施設のバリアフリー化と地域に開かれた地下広場等の整備も行なう。
2010年秋に新築工事を着工、13年春に竣工予定。