三鬼商事(株)は9日、2009年9月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の空室率は、平均で7.62%と、前月比で0.05ポイント悪化した。3ヵ月連続の7%台ながら、横ばいで推移した。
オフィス縮小の動きが弱まってきており、都心5区全体でこの1ヵ月間に増加した空室面積は約5,000坪に止まった。
また、大阪ビジネス地区の平均空室率は9.86%。前月比より0.39ポイント悪化した。
供給棟数が多い新築ビルは、テナント誘致競争に厳しさが増していることから、空室率は39.57%(前月比40.39%)となっている。