国土交通省は9日、技術開発を行なう民間事業者に対して国が支援を行ない、技術の開発と実用化を図る「住宅・建築関連先導技術開発助成事業(2次募集)」に応募された案件の中から、(社)住宅性能評価・表示協会で行なわれた住宅・建築関連先導技術開発審査委員会による審査結果を踏まえ、16件を採択、発表した。
「住宅等におけるエネルギーの効率的な利用に資する技術開発」には7件の応募があり、うち「ハイブリットソーラーヒートポンプ空調給油システムと超省エネルギー住宅の開発」(事業者:静岡大学、鎌倉建設(株)、(株)グリーンセイジュ、望月建設(株))など、5件が採択。
また、「住宅等に係る省資源、廃棄物削減に資する技術開発」として応募4件のうち3件が、「住宅等の安全性の向上に資する技術開発」として応募11件のうち8件がそれぞれ採択された。
なお採択された事業には、技術開発に要する費用の半分以内(限度額:国費1.8億円/年・件)が補助される。