不動産ニュース / ハウジング

2009/10/19

化学物質発散量を減らした実証実験棟、戸建て初のケミレス認証を取得/積水ハウス

実証実験棟「ケミレスハウス」外観
実証実験棟「ケミレスハウス」外観

 積水ハウス(株)は16日、同社が参画する「ケミレスタウン・プロジェクト」において、建設した実証実験棟「ケミレスハウス」の「キッチン・リビングルーム」と「洋室(寝室)」が、シックハウス対策済み戸建住宅のプロトタイプ認証第1号として、NPO法人ケミレスタウン推進協会より、認証を受けたと発表した。

 「ケミレスタウン・プロジェクト」とは、国立大学法人千葉大学との共同研究で、シックハウス症候群の発症を予防する建物の研究開発およびその普及をめざす取組み。
 同社では、同プロジェクト推進のため、化学物質発散量を可能な限り減らした実証実験棟「ケミレスハウス」を建設。この取組みでは、年間を通じて室内の空気測定結果が厚生労働省の定めた指針値の10分の1以下で、TVOC(総揮発性有機化合物)においても暫定目標値以下を実現、認証を受けたもの。

 また、同社では、品確法にもとづく住宅性能表示制度の特定測定物質として定められた5つの化学物質(ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン)について、居住時の濃度が厚生労働省指針値の2分の1以下を実現することを目標とした「空気環境配慮住宅(ケミケア仕様)」を11月1日より発売すると発表。
 同住宅では、指針値より厳しい設定の目標濃度を超えないように定めた、同社基準をクリアする建材「ケミケアアイテム」(建具・床材・仕上げ材など)と「オリジナル換気システム」を採用している。同社標準仕様より、坪1万円からの追加費用で対応可能。

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