(株)長谷工コーポレーションは26日、同社が設計・施工した分譲マンション「深大寺レジデンス」(東京都調布市、総戸数570戸)の屋上庭園「武蔵野テラス」が(財)都市緑化技術開発機構主催の「第8回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」において、屋上緑化大賞環境大臣賞を受賞したと発表した。
同コンクールは、緑化技術のいっそうの普及推進を図り、豊かな都市生活の実現に寄与することを目的として実施されているもの。
同テラスは、駐車場に設けられた1,350平方メートルの居住者専用の屋上庭園。 武蔵野の在来種であるシラカシの株立やイロハモミジのほか、さまざまな低木と草花を配している。また、瓦や洗い出しの園路、水盤などの添景物を採り入れることで武蔵野の水辺と緑を演出した。さらに、居住者のコミュニケーションの場として、共用棟に庭園を楽しむための和室「森の庵」も設置した。
そのほか、舗装端部の立ち上がりや見切りの基礎部分を、水抜きパイプを敷設したコンクリート躯体とするなど、排水構造にも工夫がされている。
武蔵野の風景や自然環境に配慮した植栽計画、庭園を通して居住者が自然に親しめるよう工夫されている点が評価された。