不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/11/4

アパート建築受注高減・賃貸事業入居率回復遅れで赤字に/レオパレス21・10年3月期第2四半期決算

 (株)レオパレス21は2日、2010年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~9月30日)の連結売上高は3,103億9,000万円(前年同期比▲12.7%)、営業損失は68億7,200万円(前年同期:営業利益298億300万円)、経常損失は118億5,000万円(同:経常利益305億6,200万円)、当期純損失は122億3,900万円(同:当期純利益122億8,000万円)。営業費用圧縮に努めたものの賃貸事業の採算悪化等により赤字となった。

 アパート建築請負事業では、売上高1,206億3,500万円(前年同期比▲30.8%)、営業利益164億1,400万円(同▲52.3%)。原価管理および工程管理を徹底し営業費用削減に努めたものの、売上高減少にともなう利益率低下を抑えるには至らず減収減益となった。
 賃貸事業では、売上高1,707億8,200万円(前年同期比0.3%増)、営業損失178億4,600万円(前年同期:営業利益33億8,200万円)。前年度後半の急激な景気後退以降、法人契約を中心に想定外の大量退去が発生し、入居率の回復遅れが大きく影響したため増収減益に。なお、賃貸環境の急変にともない入居率が低下していることから、将来の空室損失の発生に備えるための空室損失引当金繰入額44億7,300万円も計上した。

 通期は売上高6,394億円、営業損失111億円、経常損失171億円、当期純損失191億円を見込んでいる。

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