ジョイント・リート投資法人(JOR)は16日、2009年9月期決算を発表した。
当期(09年4月1日~9月30日)の営業収益は33億9,100万円(前期比▲1.2%)、営業利益は16億8,500万円(同▲0.8%)、経常利益は10億7,500万円(同▲5.7%)、当期純利益は10億7,400万円(同87.1%増)、1口当たりの分配金は1万262円となった。
当期では前期に保有した物件の運用を開始したが、当面の間は投資主利益を損なう資産規模の拡大を推進しない、とする方針に基づき、新規物件の取得はなかった。
一方、既存物件についてはベルプラザショッピングセンターにおいて近接する看板等を追加取得。この結果、当期末における保有資産は53物件、取得価格総額は999億2,000万円となった。
また、リーシング活動では、住居について景気後退の影響から一部の物件で稼動状況が低下傾向となっているが、テナントの賃貸募集条件を見直すなど積極的な活動を展開し、住居全体の稼働率は91.6%を維持した。
商業施設については、テナントとの協働によるイベント展開や長期の賃貸借契約を締結するなどした結果、稼働率100%と、安定的な高稼働率を維持した。
次期については、営業収益34億5,500万円、営業利益16億9,200万円、経常利益10億4,900万円、当期純利益10億4,600万円、1口当たりの分配金1万円を見込んでいる。