大和ハウス工業(株)は、建築家 鈴木エドワード氏とのコラボレーションにより生まれた「xevoEDDI(ジーヴォ・エディ)」を、27日より発売する。
同社の主力商品ブランド「外張り断熱の家xevo(ジーヴォ)」による耐久性と省エネルギー性に優れた性能と、鈴木氏の考える「日本の伝統的な暮らしの知恵のデザイン」が融合した新商品。2002年10月に発売開始した「EDDI's House」を、全面的に見直した商品となる。
商品コンセプトは「日本の美しい住思想」。「インターフェイス(中間領域)」を介して、自然の風や光を家の中に取り込み、室内にいながら外を感じられる空間づくりを提案するというもの。これは、長年日本で培われたきた建築ノウハウがベースとなっており、縁側や坪庭、廉、庇を設け通風、日照をうまく操作できるように計画。日本の伝統的な暮らしの知恵を現代建築で表現した5タイプ57プランのプランバリエーションを用意する。
自然力をパッシブ(受動的)な手法で住まいに取り入れるとともに、「xevo」の外張り断熱通気外壁やオプションで太陽光発電システムを搭載することで、CO2を大幅に削減することが可能となっている。
また、従来の「EDDI's House」ではプラン限定商品のために対応できなかった狭小敷地用のプランの強化を行ない、6プランから22プランに増強。最小間口もこれまでの約5.5mから約4.6mへと変更した。
さらに、今回は新しい商品提案スタイルを導入。これまでの冊子カタログをなくし、「映像カタログ」「3Dプランカタログ」を作成、このツールを活用して商品の提案ができる専門スタッフも全国の事業所に配置する。
建築家の鈴木エドワード氏は「最近は、工業化住宅も在来工法の注文住宅に負けないようにと割高な商品となりがちであるが、『xevoEDDI(ジーヴォ・エディ)』では限定プランということで、価格を抑えつつも質の高い良い商品を自信を持って提供していきたい」などと語った。
なお、同商品の販売目標は年間600棟、販売価格はモデルプラン(94.49平方メートル)で1,923万円(税込)。