不動産ニュース / 団体・グループ

2009/12/2

「経営的な管理」めざし「サブリース事業者協議会」設立/日管協

 (財)日本賃貸住宅管理協会は、サブリース事業に積極的に取り組む会員で組織する「サブリース事業者協議会」を、12月14日に設立する。

 同協会は、2004年に保証制度運営部会の下部組織として「サブリース協議会」を立ち上げ、モデル契約書や啓蒙パンフレット、借上げ賃料算定式の研究などを行なってきた。しかし、同事業は高度な専門性が要求されるだけでなく、事業者の倫理感も重要であることから、誠実に同事業を営む事業者による独立した協議会を発足させ、健全な市場育成をめざすことにしたもの。

 同協議会は、サブリース事業を1年以上営んでいること、日管協預かり金保証制度に加入、または株式上場など決算内容を公開している、などを入会資格とする。(1)サブリースの利点の周知、(2)日管協ビジョンにある「経営的管理」の実現、(3)高度な倫理感を持つサブリース事業者の育成、(4)オーナー、管理業者がともに有益な借上げ賃料(料率)の研究・追求などをめざし、契約内容の事前説明、啓蒙パンフレットの交付、倫理規定の策定、転借人のテナントリテンション、借上げ賃料の適切な算定など、トラブルの未然防止と業務の質の向上を図る。

 11月30日まで参加会員の募集が行なわれ、上場企業や預かり金保証制度加盟会員など約70社が集まった。14日に行なわれる設立総会で、会則、倫理規定、2010年度事業計画などを承認後、会長、副会長などの役員を決定する予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。