不動産ニュース / 開発・分譲

2009/12/16

環境対応型の「横浜ダイヤビルディング」を竣工/三菱倉庫

「横浜ダイヤビルディング」(左)、「ナビューレ横浜タワーレジデンス」(右)、「横浜ベイクォーター」(手前)外観
「横浜ダイヤビルディング」(左)、「ナビューレ横浜タワーレジデンス」(右)、「横浜ベイクォーター」(手前)外観

 三菱倉庫(株)は、横浜駅東口に建設中の環境対応型の超高層オフィスビル「横浜ダイヤビルディング」(横浜市神奈川区)を16日に竣工・稼働する。

 同ビルは同社が所有する横浜駅東口至近の所有地で2004年から開発を進めてきたプロジェクトの一部。すでに06年に商業施設「横浜ベイクォーター」、07年に分譲マンション「ナビューレ横浜タワーレジデンス」が完成しており、同ビルの竣工により一連の開発プロジェクトは完了する。

 11日に開通した歩行者用連絡デッキ「ベイクォーターウォーク」で横浜駅きた東口と直結しており、「横浜」駅徒歩3分に立地する。

 敷地面積約3,900平方メートル、延床面積約7万平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、地上31階地下2階建て。7~30階は賃貸オフィスで、1フロア約1,500平方メートル、整形・無柱空間で自在なレイアウトを可能としている。3~6階は商業施設(約25店舗出店予定)として、隣接する「横浜ベイクォーター」と一体で運営する。なお、商業施設は10年3月開業を予定している。
 
 環境配慮型ビルとして、外壁面には日本最大級の建材一体型太陽光発電システムを導入するなど環境負荷低減に配慮し、エネルギー削減率(ERR)は約28%を達成。そのほか、環境配慮型ビルとして、Low-E(低放射)複層ガラスとエアバリアシステムによる空調負荷低減、太陽光追尾センサー付自動制御ブラインドによる日射調整機能、昼光センサーおよび人感センサーを利用した照明の自動調光制御、雨水および機械排水の再利用システムも装備。横浜市による環境性能を評価する認証制度の「CASBEE横浜」では、最も高い「Sランク」の認証を取得した。

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