東京港区の「芝浦アイランド」に立地する超高層マンション5棟・3,837世帯で構成する自治組織「芝浦アイランド自治会」が、活動を本格的に開始した。
同会は、各マンションの管理組合理事と開発事業者の三井不動産(株)の間で議論を交わしながら、10月1日に発足した、同区最大規模の自治組織。同じエリアに立地する複数のマンションが、分譲・賃貸の別なく1つの自治会を組織するのは、極めて珍しく、同区では初となる。
同会は11月8日、設立後初となる住民参加型イベント「芝浦アイランド島祭り」を開催。今後の活動として、(1)入居者を中心としたコミュニティ育成のためのイベント活動、(2)行政や周辺組織とも連携した防災活動、(3)地元町会など各種組織と連携した活動、(4)親水イベントをはじめとした水辺活動・エコ推進活動、(5)身近な自治会をめざした広報活動、などを挙げている。
なお、2010年1月17日には、都心湾岸部・内陸部の超高層マンションの防災対策をテーマにした「高層住宅・防災シンポジウム」への参加を予定。今後も、幅広い住民を対象にしたコミュニティ形成と、住民主導型のタウンマネジメントに取り組んでいく。