日本土地建物(株)は20日、複合ビル「日土地銀座ビル」(東京都中央区)を竣工した。
同ビルは、JR山手線「新橋」駅徒歩7分に立地。敷地面積は約1,280平方メートル、地上12階地下1階建てで、延床面積は約1万3,000平方メートル。1~10階が、基準床面積800平方メートルを超えるオフィス。11・12階が総戸数17戸の住戸となる。2006年に施行された中央区の「新銀座ルール」に基づき、住宅を確保することで容積率の割増を受けたもの。
ビルデザインは、隣接する「汐留シオサイト」との調和に配慮。11~12階の住宅部分も含めてガラスカーテンウォールで包み込み、オフィスと住宅の一体感を創出した。
住戸はすべてメゾネットとし、庭園(パティオ)を囲むように設置。一部住戸には、吹き抜けやガラスブロックに囲まれた防音室を設けるなど、銀座に住みながら、戸建感覚の安らぎが得られる都市型住空間をめざしている。